【お寺のホームページ作成講座27】へようこそ。
【講座26】のGoogleアナリティクスの設定が終わり、サイトを一般公開できましたね。
おめでとうございます!
ここからはサイトメンテナンス編として、サイトを運営に関わる情報をお届けします。
【講座27】ではワードプレス・プラグイン・テーマの更新(アップデート)方法や必要性について解説いたします。
ワードプレス・ブラグイン・テーマの更新とは?
ワードプレス・ブラグイン・テーマの更新とは、新しいバージョンにアップデートする作業のことです。
サイト管理者としてワードプレスにログインしてダッシュボードを見てみると、左側メニュー「更新」に赤丸で数字が表示されていることがあります。
これはワードプレス・プラグイン・テーマに新しいバージョンありますよというお知らせです。
まずはこの「更新」をクリックして開いてみましょう。
更新を開くと、アップデートすべきワードプレス・プラグイン・テーマが表示されています。
何も表示されていなければ、今使っているワードプレス・プラグイン・テーマはすべて最新版を利用できているということです。
アップデートする必要性や理由
基本的にはワードプレス・プラグイン・テーマは最新版を使いましょう。
新しいバージョンは表示の崩れなどの改善がされたり、バグやセキュリティホールへの対策が続けられていますのでセキュリティが高くなります。
古いバージョンを使っていると、システムの脆弱性をついてサイトを改ざんされたり、マルウェアへの感染というリスクが高まりますので、できるかぎりアップデートしておきましょう。
ワードプレスのアップデートの種類
ワードプレス公式ではアップグレード、人によってはバージョンアップとも言われますが、「アップデート」が一般的に使われる用語かと思います。
ワードプレスは2種類のアップデートがあります。
マイナーアップデート
マイナーバージョンアップとは、バグやセキュリティを修正するための軽微なアップデートのことです。
ワードプレス5.7.1から5.7.2へのアップデートなど、2つめの小数点以下の数字が変わります。
更新の頻度が多いので、よく目にすると思います。
マイナーアップデートでは大きな問題が発生することはあまりありません。
メジャーアップデート
メジャーアップデートはワードプレスに機能の追加やデザインの変更など大規模な変更があるアップデートです。
ワードプレス5.7.2から5.8へのアップデートのように1つ目の小数点以下の数字が変わります。
メジャーアップデートは機能面でも変化があるので、エラーや不具合がでることがあります。
【講座7】プラグインの設定でいれたUpdraftPlus Backupなどを使ってバックアップを作成してからアップデートしましょう。
ワードプレスの自動アップデートの設定
実はワードプレスのアップデートは自動で更新される設定になっております。
ただ、自動更新の設定方法が2種類あるので、マイナーアップデートのみを自動更新する設定になっているか確認しておきましょう。
マイナーアップデートのみ自動更新の画面
以下の写真のように「このサイトはWordPressnoメンテナンスリリースとセキュリティリリースのみで自動的に最新の状態に保たれます。」という表示になっていればOKです。
この状態ならマイナーアップデートだけが自動更新されます。
青文字で書かれた、「WordPressのすべての新しいバージョンに対する自動更新を有効にします」をクリックすると次に紹介する「メジャーアップデートも自動更新する設定」に切り替わります。
メジャーアップデートも自動更新される画面
下の画面のように「WordPressの新しいバージョンごとに自動的に最新の状態に保たれます。」という表示だとメジャーアップデートも自動的に行われる設定になっています。
常に最新版のワードプレスに自動アップデートされますが、メジャーアップデートは不具合がでることもあるので、情報を集めてから手動でアップデートをするほうが安全です。
上の画像のような表示になっている場合は「メンテンスリリースとセキュリティリリースのみの自動更新に切り替えます。」をクリックして、マイナーアップデートのみ更新する設定にしておきましょう。
メジャーアップデートを手動更新する手順
ワードプレスのメジャーアップデートのお知らせがきたらTwitterやプラグインの公式サイトなどで情報を確認してみましょう。
アップデートによる不具合がでた場合など、状況の報告をしてくれている方もいますのでまずは調べてみてください。
使っているプラグインなどに特に影響がなさそうならアップデートしましょう。
- バックアップをとる
- プラグインを停止する
- ワードプレスを更新する
- プラグインを有効化する
- 動作を確認する
バックアップをとる
UpdraftPlus Backupを使ってバックアップを取りましょう。
「ダッシュボード」→「プラグイン」→「UpdraftPlus Backup」にはいって「今すぐバックアップ」をクリックします。
プラグインを停止する
プラグインをすべて停止してからメジャーアップデートしたほうが安全です。
「ダッシュボード」→「インストール済みのプラグイン」に進みましょう。
まずはプラグインのチェックボックスにすべてチェックを入れてください。
一括操作というプルダウンメニューの中から「無効化」を選択して、右側にある「適用」をクリックしてください。
これで一気にプラグインをすべて停止することができました。
ワードプレスの更新
更新画面に戻り、「今すぐ更新」をクリックします。
更新に成功すると新バージョンで追加された機能の説明画面が表示されます。
プラグインの有効化
ワードプレスの更新に成功したら、停止させていたプラグインを有効にしていきましょう。
プラグインを有効化する時にも停止する時と同じように一括で有効化することもできますが、より安全にすすめるならひとつづつ有効化しましょう。
有効にしたいプラグインの「有効化」をクリックしてください。
もしプラグインを有効化した段階で何か不具合が起きてしまった場合には、問題のあったプラグインを無効化しましょう。
ひとつづつ有効化することでどのプラグインに問題があるのか特定しやすくなります。
動作を確認
サイトを巡回してみて、表示が崩れて変になっている場所がないかなど確認してみましょう。
これでワードプレスのアップデートは完了です!
プラグインの更新
プラグインもできるだけ最新版に更新しておきましょう。
このお寺のホームページ作成講座ではプラグインを最低限の数にして、なおかつ頻繁に更新されているプラグインのみを利用しています。
ご自身で独自のプラグインを追加した場合はワードプレスのバージョンに対応しているかなど確認してください。
それでは「ダッシュボード」→「更新」からブラグインの場所を見てみましょう。
アップデートがあるプラグインが表示されているので、チェックマークを入れてから「プラグインを更新」をクリックします。
画面が切り替わって「すべての更新が完了しました。」が表示されたらプラグインの更新も完了です。
テーマの更新
テーマもプラグイン同様に新しいバージョンがあれば通知があります。
できるだけ最新版に変更しておきましょう。
「ダッシュボード」→「更新」に進みテーマのエリアを確認します。
チェックマークをつけて「テーマを更新」をクリックしましょう。
画面が切り替わって「すべての更新が完了しました。」が表示されたらプラグインの更新も完了です。
テーマがアップデートされた時にストーク19の機能が追加される場合があります。
テーマの変更点を知りたい場合はストーク公式ページの「お知らせ」を確認するとアップデートの内容がチェックできます。
お疲れさまでした、これでアップデート作業は終わりです!
ワードプレス・プラグイン・テーマの更新まとめ
ワードプレス・プラグイン・テーマともに、古いバージョンを使い続けると脆弱性をつかれてサイトを改ざんされる危険があります。
使い方に慣れているから・・・と古いバージョンを使い続けるのは危険です。
信頼されるサイト運営をするためにも、「更新」に通知がきたときにはアップデートをおこたらないようにしましょう!
メジャーアップデートは慎重にやっていきましょう。